iPhoneが壊れた時の正しい行動とは?買い替えるか修理するかの判断基準
大事なiPhoneが壊れてしまった場合、皆さんはどうしますか? 4年も使ったから機種変更しようという方や、中古のiPhoneを買うという選択肢もあります。新品を買ってまっさらなiPhoneとなり気分も一新、機能も充実といいことは多いですが最新のiPhone13は軽く10万円を超えます。分割でも月数千円になって、トータルすると家計に影響が出ます。
中古を買う場合は、新品よりは安いとはいえ修理履歴があったり、過去に水没していたり、バッテリーが劣化しているなどのリスクもあります。さらに買い替えるには面倒なデータ移行やLINEの引き継ぎなどもあります。
この記事を読んで、iPhoneが壊れた時にどうすれば良いか、買い替えるか修理するかの判断に迷った時の参考にしてください。
iPhoneが壊れた時の間違った行動とは
1)買ったお店に修理の相談に行く
iPhoneが壊れた時には、真っ先に買ったお店(携帯キャリア、ショップ、量販店など)に行かれるのではないでしょうか?
筆者が店頭で見かけたお客様と店員のやり取りでは、iPhoneの画面が壊れて見えないので、修理をして欲しいという要望に対して、これ以上は使えないので機種変更です。バックアップもできない状態なので、データがなくなるが仕方ない事ですと、新製品に機種変更をしていた方を見かけました。別のお客様は、バッテリーの減りが早くなり充電するのが大変だという要望に対して、もう古い機種だから機種変更しましょうという案内のみでした。
これはあくまで筆者個人の意見ですが、販売店はお客様目線にはなってないようです。「iPhoneは壊れたら修理できない」という、間違った考え方を植え付けてしまっていると感じました。先程のお客様の場合、修理を行えばもっと安く済んだわけです。
販売店はiPhoneを売るのが仕事であって、修理の知識がある専門家はいません。修理店を紹介してもらえることはあっても、その場で修理はできないのです。買い替える時以外、修理の相談に行くのは間違っています。
2)修理できないと思い込みすぐに買い替える
iPhoneユーザーの多くの方が、バッテリーは交換できないものと思って、バッテリーの持ちが悪くなるとすぐに買い替える方がいます。本当はiPhoneのバッテリーは消耗品であり、交換できるものなのです。
車はバッテリーが寿命になったときに、車を買い換えるより交換を行うはずです。しかし携帯ショップではバッテリー交換をせず、機種変更しか対応しません。この発想は日本だけではないでしょうか。
3)修理代を安くしたいため自分で修理する
YouTubeで修理動画を見て、Amazonなどで部品を買って自分で修理する人がいますが、壊すので絶対にやめた方がいいです。
iPhone修理をするには実技研修を受け、修理経験を積む必要があります。修理店にはたまに自分で修理して壊してしまったので直してほしいという人が来ます。安く修理するつもりが結局、高いものについてしまいます。
4)修理代を安くしたいため激安修理店を探す
インターネットで検索をすると沢山のiPhone修理店があります。その中から一番安い店を探したい気持ちはわかります。しかし値段だけで判断するのは危険です。こちらの記事にも書きましたが、修理店を選ぶにはどのような部品を使用した料金かを確認するようにしてください。
例えば品質の悪い部品を使った画面修理は、暗くて青っぽくタッチの精度も悪いです。修理料金と部品品質はほぼ比例します。結局は安かろう悪かろうになります。また修理後の保証があるかもしっかり確認しましょう。
iPhoneが壊れた時の正しい行動とは
Appleに相談して正規店で修理する
iPhoneが壊れた時にはAppleサポートセンターに電話すれば、適切な対処法や近くの正規店を紹介してくれます。以下に正規店で修理する場合の注意点を簡単に説明します。
1)AppleCareに加入していれば安く修理ができるが保証外ではかなり高額となります。
2)事前予約が必須となり、飛び込みの対応は受け付けてくれません。
3)修理前には初期化されることがあるので、事前のバックアップは必須です。
4)修理後にはバックアップからの復元作業を行う必要があります。
近くの修理専門家に相談して修理する
近くに正規店がない場合や、あっても予約が取れない場合は、インターネットで調べてクチコミ等から信頼がありそうな近くの一般修理店に持ち込んで診断を受けてください。診断結果に基づき修理をするか、金額によっては買い替えも検討してはいかがでしょうか。
iPhoneが壊れた時に買い替えた方が良い場合
iPhoneが壊れた時に、買い替えるか修理するかの判断は難しいものです。前述のようにAppleか修理の専門家に相談したうえで判断してください。それ以外にも以下のような判断基準がありますので参考にしてください。
1)保証や保険に入っている場合
Apple Care+などの保証やキャリア保険に入っている場合は、保証内容によりますが安い料金で同じモデルの新品に交換してもらえます。買い替えというより交換ということです。
2)使用年数が長い場合
iPhoneの使用年数が4年~5年以上と、長くお使いの場合は買い替えた方が良いです。理由として基板(ロジックボード)が経年劣化し、ある日突然起動不良になる可能性が高くなります。発売から4年以上経過したiPhoneはiOSのアップデートができなくなることも現実に起きています。(2022年5月現在ではiPhone6Plus以前のモデルが該当します)使用年数が4年以下の場合はバッテリー交換だけやれば、まだまだ使用できます。
3)買い替えた方がいい故障内容
修理費用が高額な場合や、修理してもまた壊れるリスクがある場合は買い替えをお勧めします。一番多いのは水没故障です。水没修理の場合は基板、パネル、バッテリー、カメラ、スピーカー、充電口など様々な故障の可能性があり、修理後に水分に含まれた不純物のせいで再度故障する可能性があります。最低限データの移行だけ行える修理のみ行い、買い替えをされるのが最適です。
4)最新モデルのカメラ性能が欲しい場合
iPhoneを最新のモデルに買い替える理由のひとつは、カメラ性能ではないでしょうか?InstagramなどのSNSに綺麗な写真を投稿したい人が増えたということもあります。確かにiPhoneを含めたスマートフォンの最大の売りがカメラ性能ですので、最新モデルにする大きなメリットですね。
ただ、一眼レフのような背景をぼかすポートレートや夜景を綺麗に撮影できる以外はもうそれほどの進化はありません。高性能であるがゆえに、故障したときの修理代も驚くほど高額ですので参考までに。
5)買い替えの際に必要なデータ移行
iPhoneリペアサービスでは、買い替えの際に新しいiPhoneにデータを移す、データ移行の代行サービスを行っております。ご自身でできない方はご相談ください。詳しくはこちらまで。
iPhoneが壊れた時に修理した方が良い場合
1)画面故障・バッテリー劣化・カメラ故障など
画面割れ・液晶不良、バッテリー経年劣化、カメラ故障などは修理できます。 アップルストアや正規プロバイダーでの修理はデータの初期化が必要ですが、一般修理店ならデータはそのままで修理できます。しかも即日で30分~1時間ほどで終わります。
ただし、起動不良やリンゴループなどの基盤に関連する故障の場合は機種変更をした方が良いでしょう。その場合もデータが救出できないかの相談はしてみる価値はあります。
iPhoneリペアサービスでは急なトラブルの復旧サービスを行っております。詳しくはこちらまで
2)使用年数が短い場合
先程とは逆で使用年数が4年未満でしたら修理した方が良いです。iPhoneも年々高くなり10万円以上が当たり前になってきました。モデルによって違いますが、画面修理で数千円~2万円以下でできますし、バッテリー交換はもっと安くできます。4年未満のiPhoneはまだ基板の劣化はしておらず、もちろんiOSのアップデートも対応しています。
買い替える場合でも、壊れたiPhoneは直しましょう
買い替える場合でも、デザインが好きで愛着がある場合は、Wi-Fi専用のセカンド機として壊れたiPhoneを修理して使えるようにしましょう。他にも家族に使わせたいときや、新品購入の下取りにする際にも画面が割れているなら修理した方が査定が上がります。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
修理やお見積り、相談がございましたらお気軽に当店までご連絡ください。
iPhoneリペアサービス関内セルテ店
神奈川県横浜市中区真砂町3-33 セルテ1F
営業時間:10時~20時(最終受付19時) 土日祝日も営業
TEL:045-228-7318
※iPhoneリペアサービスは関内店以外にも店舗があります。詳しくはこちらまで