❖iPhoneの修理で一番多いのは画面割れ・液晶不良です。

iPhone修理で一番多い修理内容はガラス割れです。ケースに入れたり保護フィルムを貼っていてもうっかり落としたり、ぶつけたりしてガラスが割れてしまうトラブルは多くあります。

ガラスだけでなく画面に線が入ったり色が変わったり、画面の全面や半分が映らなくなったりする液晶の故障や、液晶は映っているのに全くタッチ操作ができなくなる故障もあります。またバックライトが故障すると画面が暗くなって見づらくなったり、まったく見えなくなることもあります。

❖画面が割れたら早めの修理が必要な理由。

画面が割れたまま、液晶が故障したまま放置しておくと多くのトラブルが起きます。ガラスで指をケガしてしまうリスクはもちろんですが、それ以外にも割れたすき間から内部にホコリや水分が入ってしまい基盤や他の部品の故障になることもありますので早めの修理をお勧めします。

また最近では液晶パネルの故障が原因で起こる、iPhoneが勝手に動いてしまう「ゴーストタッチ」のトラブルも多いです。ゴーストタッチが怖いのは、パスコードを勝手に入力されてしまうことでパスコードロックがかかってしまうことです。ロックのかかったiPhoneは初期化しなくてはいけなくなり大事なデータが消去されてしまいます。

❖iPhoneのバッテリーは消耗品です。

iPhoneに使われているリチウムイオン電池は消耗品ですので、 充電を繰り返すことによって充電できる容量が減っていきます。iPhoneの場合は 充電回数が500回を超えたころから、容量の減少が始まるとされています。 使い方にもよりますが、1日1回100％を満充電した場合では、1年と2ヶ月程度で バッテリーの劣化が始まるという計算になります。

フルに充電しても2～3時間しかバッテリーが持たない、中には1時間使っただけで 充電がゼロになるというケースもあります。購入から２年以上使用しているiPhoneはバッテリーの交換が必要な場合が多いです。5シリーズや6シリーズをお使いで一度も交換したことが無い場合は、ほぼ間違いなくバッテリーは劣化しています。

❖バッテリーの状態をチェックしてみましょう。

最近のiOSでしたらバッテリーの状態をチェックできるようになっております。設定＞バッテリー＞バッテリーの状態で確認してみてください。新品時は100％ですが、85％を下回ったら交換時期です。70％を切ったらかなりの劣化状態だと思ってください。また「バッテリーライフ」という無料アプリで、より詳しく調べることもできますので、最近バッテリーの減りが早いという方はお試しください。

❖バッテリー交換を怠ることで起こるトラブル。

劣化の進んだバッテリーを使い続けることで起こるトラブルを紹介します。バッテリーが劣化することで充電サイクルが早くなりますので、気が付いたらいつの間にか残量がゼロになっていることが増えます。これを繰り返すことでiOSが損傷して「リンゴループ」のトラブルになるケースが多くあります。

一度リンゴループになったiPhoneを治すにはパソコンとiTunesが必要になることが多く、iTunesを使っても最後には初期化するケースがありますので、定期的にバックアップをとっていないと大事な画像や動画、ＬＩＮＥの履歴も無くなってしまいます。またさらに劣化が進むと、iOSの損傷だけでなく基盤（ロジックボード）が損傷することもあり、修復には高い修理代がかかってしまいます。